着物・江戸小紋の魅力について紹介

小紋の中でも代表的な江戸小紋とは、細かい模様の型紙で一色染めした着物のことです。

江戸時代に誕生した数百年の伝統を誇る礼装ですが、小紋の中でもさらに細かい模様で遠くから見ると無地に見えるため、色合いと柄の両方を楽しめる江戸っ子ならではの粋なお洒落とも言えます。

染め方は生地に柿渋で張り合わせた和紙(型紙)を置き、ヘラで防染のための防御糊を置いては継ぎ目が分からないように型を送る作業を数十回繰り返します。

ちなみに継ぎ目がズレると着物にならないですが、その型染め師として継ぎ目を合わせられるまでには10年の修行を要します。

それから、糊が乾かないうちに90〜100度で15分から30分間蒸して生地に染料を定着させます。

最近では機械染めやシルクスクリーン染めでも江戸小紋として販売される場合もありますが、本物は彫りと染めの手作りならではの深い味わいがあります。

例えば伝統的工芸品「東京染小紋」のマークが付くものは、型で染めた本物の江戸小紋で、京都のように型つけ・蒸し・洗いなどの分業ではなく、一つの工場で一反一反作られます。

大量生産できないですが、職人の個性で一反一反異なる風合いを楽しめます。

色は、薄ピンクや薄緑色、黄色系など様々な種類があり、街着から、結婚式や入学式などの改まったお席まで様々なシーンで活用できます。

シンプルで着る人を選ばないので、着物初心者の人にも最適ですが、中でも、桜や菊・梅の柄は季節感があるため特に人気です。

TOP